不眠

疲れているのに眠れない

本来、疲れているなら横になればすぐに眠ってしまうものです。しかし、なかなか眠れない場合、脳がお休みモードに入っていないことがあります。頭の使い過ぎで「気」が上昇していると、上半身が暑く、熱がこもってしまいます。しっかり放熱することも、ぐっすり眠るためには必要です。

冷やす

上昇した熱を取るためには、一番簡単なことは首から上を冷やすこと。おでこを冷やしたり、頭を冷やしたり、どこでもいいです。自分が気持ちいいと感じるところを冷やすのがいいでしょう。
効率良く冷やすとなると、頚部が一番良いかもしれません。特に頚側部です。頭部へ向かう大きな動脈である総頚動脈(内頚動脈・外頚動脈)、椎骨動脈などがあります。周りの軟部組織が冷やされることで近くを走る動脈の温度を下げることができます。
ただし、睡眠のためには心地よさも重要です。一番気持ちいいと感じる部位を冷やすことを優先していいです。薬剤の入っていない冷却シップなどを使用すると楽でしょう。

筋肉を緩める

肩こり、首コリなど、頭部近くの筋肉の緊張は、頭の筋肉の緊張に繋がります。マッサージなど、緩めてあげると良いでしょう。
自分でその場で筋肉を緩める方法もあります。筋肉は最大収縮後に最大弛緩するという性質があります。肩、首をすぼめるように最大限に力を入れて、ストンと力を抜きます。それを5秒3セット行うだけでも少しスッキリするでしょう。

施術を受ける

マッサージなどの施術を受けることで、筋肉をほぐします。プロに任せれば、上昇した「気」を落とすために、特定の部位や経穴などを刺激して効率よく落とすことができます。それにより上半身の熱も下降します。
施術を受けるメリットは、せっかくの熱エネルギーを放熱させるのではなく、下へ落とすことでお腹や下半身へ向かわせることができます。頭に熱がこもっている人は、多くはお腹や足の冷えを感じていることがあります。体全体の調子を整えることにも繋がります。

不眠の原因はさまざまです。即効性を求める人が多いですが、その焦りが逆効果となることもあります。自分に合った方法をしばらく取り入れてみてください。

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