当院では、オーソモレキュラー医学(分子栄養学)という栄養学の考えを元に、みなさんの健康管理を行っております。

オーソモレキュラー(分子栄養学)とは

溝口徹先生の著書「最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門」によると

身体の中の分子(栄養素)の濃度を最適な状態に保つことで、身体の機能を向上させ、病態の改善をする治療法(p4)

としています。「生化学、生理学、分子栄養学の膨大な知見や研究成果に裏打ちされた治療であり、身体の中の分子レベルで何が起こっているのかを理解し、分子レベルのトラブルを補正する」とも記載されています。

糖や脂質は悪者?

糖や脂質を抑えた食品、飲み物などがテレビCMなどでも放送されています。みなさんも糖、脂質は控えた方が良いと思っている人が多いと思います。しかし、糖、脂質、たんぱく質は三大栄養素です。本来は大事な栄養素です。

体中のすべての細胞は、グルコース(糖)を取り込んでATPという細胞が働くためのエネルギーを産み出します。特に女性は、健康意識も高く、スタイル維持など美容面からも控える人も多いです。しかし、細すぎ、制限し過ぎな女性も多くいます。それが原因で、細胞を元気に維持できずに体の悩みを抱えている人も少なくありません。この場合、どんなビタミン、ミネラルを摂ることよりも、ご飯(お米)をたくさん食べることの方が余程効果的です。
こうした体の中で起こる反応をしっかり理解した上で足りない栄養素を補うことが大事になります。

サプリを飲めば大丈夫?

さらに言うと、例えば「血液検査の結果、○○の数値が低いからサプリを飲む」というのも、必ずしも正しいとは限りません。
吸収に問題があるのか? うまく変換されていないのか? 別のところで過剰に消費されているのか?
原因はいろいろ考えられます。体の中で起きている反応に合った対策をしなければなりません。医師の診断が必要にはなりますが、自分でも正しい知識を持たなければなりません。その上で、必要に応じてサプリなどを活用する必要があります。
病院の紹介など、なんでもご相談ください。